テレワークパソコンは会社支給のものがベストなのは言うまでもありません。
会社にとっても、会社がセキュリティ対策をとったパソコンを支給する方が安心なはずです。
ですがそうは言っても、全ての企業がそんな体制をとれるはずもないですよね。
テレワークできることになったのはいいけど、パソコンは自分で用意しなくてはいけないという方も多いのではないでしょうか。
この記事は「テレワーク用のパソコンに関して会社の指針がまとまってない!」と困っている方に参考にしていただける内容になっています。
会社がテレワーク用のパソコンを用意してくれない時の対処法
会社がテレワーク用のパソコンを用意してくれない場合、一度交渉してみましょう。
もしかしたら、テレワークの方針が決まっていないだけ、ということもあるかもしれません。
「交渉などできない」、「交渉してもダメだった」という方は次の4つの方法から選ぶことになると思います。
会社のパソコンを自宅に持って帰って使用する
会社の許可が出るようなら、会社のデスクで使用しているパソコンを自宅に持って帰ってテレワークでも使用するのも一つの手です。
会社で普段使っているパソコンなら、仕事で必要なソフトやデータが入っているので準備も少なくて済みますね。
ただし、ノートパソコンなら持ち運びの面で問題はありませんが、デスクトップパソコンだと電車通勤などの場合は持って帰るのが難しいと思います。
長期間出社する必要がないというのであれば、デスクトップパソコンでも車などで自宅に持って帰ればいいのですが、テレワークと出社を数日おきにするという場合は、この方法は現実的ではありません。
元々個人で持っていたパソコンをテレワークで使う
家にパソコンがあり、スペック的にも十分そうなら手持ちのパソコンを使うのが最も金銭的負担がかかりません。
ただし家族と共用でパソコンを使っている場合は、もったいないようでもテレワーク専用のパソコンを用意する事をおすすめします。
後でご説明しますが、セキュリティ面での不安は極力なくしたほうが良いからです。
テレワークを機にパソコンを購入する
新しいパソコンを購入する場合は、購入前に次のことを確認してください。
- どのくらいのスペックのパソコンが必要か
- 予算は?いくらまでなら仕事用のパソコンに払えるか
スペックについては、高いに越したことはないのですが、その分値段も高くなってしまいます。予算と必要なスペックの折り合いをつける必要があります。
「ハイスペックなパソコンが必要だけど、予算はあまりかけられない」という方は中古パソコンも候補に入れてみてください。
新品のパソコンを買うよりずっと安く購入できるのでおすすめです。
一時的なテレワークならレンタルもおすすめ
テレワークは一時的なものだと決まっている場合、パソコンをわざわざ購入するのはもったいないですよね。
そんな時にはレンタルパソコンがおすすめです。
1週間、4週間などのレンタル期間によって、また選ぶパソコンの機種によって料金が異なります。
安いものだと4週間1万円以下で借りることができます。
自分で新しいパソコンを購入する前に、必要なスペックを確認するためにレンタルパソコンを利用しても良いですね。
個人でパソコンを用意するために注意するべきポイント
パソコンを用意するときに注意すべき点は、大きく分けてこちらの二つです。
- セキュリティ面
- スペック面
テレワーク用パソコンのセキュリティ
テレワークで一番恐れないといけないのは、ウィルス感染です。重要なデータが流出したら、自分だけの問題ではなく会社の責任が問われます。
警視庁のサイトでもテレワークで自宅のパソコンを使用する場合に、下記の点を注意するよう呼びかけられています。
・サポートが終了しているOS(オペレーティングシステム)のパソコンを使用しない
・ウイルス対策ソフトを必ず導入する
・毎日の業務を始める前に、使用するパソコン等のOS、ウイルス対策ソフト、アプリケーションを最新の状態にする
・テレワークで使用するパソコンは、自分以外に使用させない
警視庁公式サイト ”テレワーク勤務のサイバーセキュリティ対策!”より
サポートが終了しているOSというのは、例えば、2020年1月にサポートが終了したWindows7などです。自宅のパソコンはWindows7のまま使用している、という方ももしかしたらいらっしゃるのではないでしょうか。
そのパソコンはテレワークでは決して使わないでください。
ウィルス対策ソフトはテレワークをしなくても必須です。ウィルスソフトを入れていない場合はすぐに入れることをお勧めします。
そして家族との共用は避けましょう。ユーザーアカウントを分けたとしても、同じパソコンを使用する人数が増える分だけウィルス感染のリスクは高まります。
「ちょっと調べものするからパソコン貸して」と家族に言われたとしても、貸さない方が無難です。
もしも自分のパソコンが原因で会社の情報が漏れたら・・・。想像するだけで怖いですよね。
もしかしたら会社を辞めなくてはいけなくなるかもしれません。自分はもちろん、会社の信用もガタ落ちです。
重要なデータなんて扱わないという方でも、会社のシステムやサーバに接続するならできる対策は全てした方がいいんです。
自分や家族を守るためにも、しっかり対策しましょう。
テレワーク用のパソコンのスペックはどう決める?
まずは会社で使っているパソコンのスペックを確認してみましょう。
会社のパソコンでスムーズに作業できるのなら、同じくらいのスペックのものを用意すれば悩まずに済むと思います。
会社独自のソフトを使用する場合は、会社のシステム担当部署や、会社がシステム保守を依頼している外注先に必要なスペックを問合せれば教えてもらえるはずです。
一般的にテレワークで使用されているパソコンがどんなものか、パソコンショップなどで相談してみるもの良いでしょう。
その他、ウェブカメラや、CD・DVDドライブ、テンキーの有無などもチェックポイントです。
外付けにすればよいのですが、周辺機器がごちゃごちゃになってしまいます。
必要なものはパソコンに組み込まれている方がよいでしょう。
安全で快適なテレワーク環境を整えよう
快適で安全なテレワークをするために重要なパソコン選び。
作業に対して十分なスペックがないパソコンを使うと、当然効率は落ちますし、効率が落ちることで、もしかしたら仕事上の評価も下がってしまうかもしれません。
テレワークに適したパソコンを持っていないという方は、必要経費と思って、快適に業務が行えるパソコンを用意しましょう。
パソコン購入代金の一部でも補助をもらえるよう、ダメで元々でも交渉してみてもいいと思います。
交渉の結果、もし補助がもらえて新しいパソコンを購入できたらラッキーですよね。
せっかくのテレワークの機会を最大限活用できるよう、自分に適したパソコンを用意しましょう。
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