日本で放送されているコンテンツを無料で視聴できる「TVer」。
しかし、Tverの視聴は日本国内限定なので、海外からは視聴できません。
そんな地域制限を回避できるのが「VPN(Virtual Private Network)」を利用する方法です。
そこで本記事では、VPNを利用してTVerを海外から見る方法にくわえ、おすすめのVPNも紹介します。
VPNを使わないとTVerを海外で見れない
Tverは、ユーザーのIPアドレスによってアクセス元を判断しているため、海外からは利用できないようになっています。
海外からTVerにアクセスすると、画面がクルクルしたままだったり「地域外エラー」と表示され、動画を見れません。
これは「ジオブロック(地域制限)」によるものですが、VPN(Virtual Private Network)を利用することでジオブロックを回避できます。
VPNとは、インターネット上で自分のデバイスとVPNサーバー間に仮想的な専用ネットワークを作るシステムのことです。
仮想ネットワーク上で行われる通信は暗号化されるため安全性が高く、第三者への情報漏えいを防げます。
さらに、ユーザーのアクセス元はVPNサーバーを接続した国のIPアドレスだとみなされます。
このVPNの仕組みを利用し、日本のサーバーを経由してTverにアクセスすれば、海外からでもTVerを視聴できるわけです。
TVerを海外で見る方法を解説
おすすめのVPNを用い、契約手続きからTVerを海外で見る方法をくわしく解説します。
ExpressVPNを契約する
ExpressVPNの契約手順は以下のとおりです。
3ヶ月分無料でついてくる12ヶ月のプランが割引率も高く、おすすめです。
メールには契約に関する連絡や各種手続きの確認が届くので、よく利用するメールアドレスを登録するといいでしょう。
支払い方法には、クレジットカードやPayPalなどを選べます(ここではクレジットカードを選択)。
クレジットカード会社の認証処理後、決済処理中の画面が表示されるので、処理が完了するまでしばらく待ちます。
契約完了後の画面で仮のパスワードが設定されていますが、安全のために「パスワードの作成」ボタンで再設定しましょう。
新しいパスワードを設定ルールにしたがって入力し「パスワードを保存する」ボタンをクリックします。
パスワードを設定できたら、契約手続きは完了です。
ExpressVPNアプリをインストールする
契約手続きが完了したら、ExpressVPNアプリのダウンロードを行いましょう。
インストール方法は以下の手順を参考にしてください。
画面左からインストールするデバイスを選び「ダウンロード」ボタンをクリックします(ここではWindowsを選択)。
ダウンロードが完了したら、ダウンロードファイルを開いてインストールします。
インストールが完了すればExpressVPNが自動で起動するので、以下の画面で「サインイン」をクリックしましょう。
サインイン方法は2種類ありますが、ここでは入力項目が一つで済むアクティベーションコードでサインインしています。
アクティベーションコードは、ExpressVPNのダウンロード画面に表示されているものです。
サインインが正常に完了すると、ExpressVPNの自動起動設定と改善レポートの提出有無を聞かれるので、自身の都合に合わせて設定してください。
以上で、ExpressVPNのインストール作業は完了です。
ExpressVPNに接続し、Tverを視聴する
ExpressVPNのアプリを起動し、画面中央にある「選択中のロケーション」をクリックします。
「VPNロケーション」の別ウィンドウが表示されるので「すべてのロケーション」から日本サーバーを選びます。
日本サーバーを選択し、ExpressVPNの接続ボタンをクリックします。
正常に接続できれば「接続完了」の文字とともに、背景が緑色に変化します。
VPNに接続した状態で、次のステップに進んでください。
TVerにアクセスし、見たい番組を選びます。
初めてアクセスしたときは、アンケートの回答が必要です(一度だけ回答すればそれ以降は必要ありません)。
これで海外からでもTVerを視聴できるようになりました。
TVerを海外から見るのにおすすめのVPN6選
VPNは種類がたくさんあるので、どれを選ぶか迷ってしまう人もいるでしょう。
ここでは、TVerを海外から見るのにおすすめのVPNを6つ紹介します。
VPNサービス | ExpressVPN | NordVPN | Surfshark | CyberGhost | MillenVPN | VPN Gate |
月額料金 | 6.67USD~12.95USD (約1,001円~約1,943円) | 500円〜2,110円 | 308円~2,308円 | 320円〜1,790円 | 396円~1,738円 | 無料 |
返金保証 | 30日間 | 30日間 | 30日間 | 14~45日間 | 30日間 | - |
サーバー設置国 | 94カ国 | 60カ国 | 100カ国 | 93カ国 | 72カ国 | 20ヶ国 |
サーバー数 | 3,000台以上 | 5,000台以上 | 3,200台以上 | 9,300台以上 | 1,300台以上 | 7,000台以上 |
同時接続台数 | 8台 | 6台 | 無制限 | 7台 | 10台 | 8台 |
セキュリティポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | ログあり |
詳細記事 | ExpressVPNの評判 | NordVPNの評判 | Surfsharkの評判 | CyberGhostの評判 | MillenVPNの評判 |
ExpressVPN
ExpressVPNは、通信速度が速くて安定していると評判のVPNです。
動画視聴に快適な速度は50~100Mbps程度ですが、ExpressVPNなら200Mbpsを超えることが多く、動画再生中に途切れる心配がありません。
また、サーバー設置国が94ヶ国と非常に多いため、さまざまな国からTVerを視聴できます。
他社とくらべて月額料金が約1,001円からと高めなのがネックですが、サービス品質はその分非常に良いです。
動画配信サービスの視聴以外にも、デバイスのセキュリティ強化やビジネスシーンでの利用など、いろいろな用途で使いやすいVPNだといえます。
ExpressVPNの詳細は、こちらのページで解説しています。
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NordVPN
NordVPNは、速度・価格・使い勝手のすべてにおいてバランスが取れたVPNです。
ExpressVPNと同様に通信速度の速さに定評があり、接続するサーバーによっては500Mbpsを超えることもあります。
また、Netflix・Amazonプライム・U-NEXT・Huluなど日本の動画配信サービスに幅広く対応し、豊富なコンテンツを海外から楽しめるのも魅力。
ユーザーのログを保存しないノーログポリシーの対応や悪質な広告などを対策する機能など、セキュリティ対策も万全です。
月額500円から利用可能なので、できるだけコストを抑えたい人は検討してみてください。
NordVPNの詳細は、こちらのページで解説しています。
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Surfshark
Surfsharkは、同時接続台数が無制限な点が魅力のVPNです。
24ヶ月プランなら月308円と非常に安いうえ、どのプランでもデバイスの同時接続台数に制限がありません。
1ライセンスにつき何台でも接続できるのは、家族で利用される人や複数のデバイスにVPNを設定したい人にとって大きなメリットでしょう。
通信速度は70Mbps程度と、ExpressVPNやNordVPNには劣りますが、TVerのような動画配信サービスを視聴するなら十分な速度です。
ただし、速度はロケーションによってかなり変動し、物理的な距離が離れた国に接続すると速度が不安定になり、TVerの動作が重くなることがあります。
動画視聴でストレスを感じることはありませんが、気になる人は30日間の返金保証を活用し、実際の速度を確認したほうがいいでしょう。
Surfsharkの詳細は、こちらのページで解説しています。
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CyberGhost
価格の安さとサーバー数の多さを重視したいなら、CyberGhostがおすすめです。
91ヶ国に9,000台以上ものサーバーを設置しているため、さまざまな国のジオブロックを回避でき、地域限定のコンテンツも視聴可能です。
月額料金が320円からと他社と比較しても圧倒的に安いのが魅力で、長期的に契約する予定の人にもおすすめです。
ただし料金が安い分、通信速度はあまり期待できません。
アメリカにあるサーバーに接続した際は20Mbpsに満たない結果となり、物理的な距離が遠い国だと速度が遅い傾向にあります。
通常の動画観賞なら支障はそこまでないものの、4K解像度での動画視聴やオンラインゲームのプレイには不向きかもしれません。
最大45日間とほかのサービスより長めの返金保証を利用し、自身の環境でどれくらいの速度が出るか確認してみてください。
CyberGhostの詳細は、こちらのページで解説しています。
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MillenVPN
MillenVPNは国内で運営しているVPNサービスで、海外から日本のサービスを利用するのに最適です。
月396円からと良心的な価格設定なうえ、TVerふくめた幅広い動画配信サービスに対応しています。
TVer以外のサービスも利用したい人や留学などで日本を離れるため、国内の動画配信サービスを視聴したい人にもおすすめです。
また、日本語サポートが非常に手厚いため、初めてVPNを契約する人でも安心できるのがMillenVPNの大きなメリットだといえます。
ただし、通信速度の安定性が悪いケースがあるので、30日間の返金保証を適用してどれくらい速度が出るか確認しておきましょう。
MillenVPNの詳細は、こちらの記事で解説しています。
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2年プランなら最大62%OFF
VPN Gate
VPN Gateは、筑波大学が研究目的で運営している完全無料のVPNです。
無料ながら世界中にサーバーを設置しているうえ、主要なOSにも対応しているため、さまざまなデバイスから接続できます。
また、公式サイトで各VPNサーバーの接続数や通信品質を公開しているので、サーバーの状況がわかりやすいです。
ただし、VPN Gateは一般ユーザーが提供したサーバーを利用しているため、悪意のあるユーザーが存在する可能性もあります。
TVerを視聴するくらいなら問題ないものの、個人情報を入力する際の使用は避けたほうが安全でしょう。
TVerを海外で見るときによくある質問
TVerを海外で見るときによくある質問に回答します。
- TVerは無料で見れる?
-
TVerは、完全無料ですべての動画を見れます。
会員登録も必要ないため、TVerの公式サイト・アプリにアクセスすればコンテンツをすぐに視聴可能です。
海外からTVerを見る際も同様で、費用がかかるのはVPNの料金のみになります。
- VPNは簡単に契約できる?
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サービスにかかわらず、VPNの契約手続きは簡単です。
暗号資産などの特殊な決済方法でないかぎり、5分程度で契約完了できます。
画面の指示にしたがって進めていくだけなので、VPNを初めて契約する人でもつまずく心配はないでしょう。
- VPN経由でTVerを見るのは違法?
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TVerなどの動画配信サービスをVPN経由で見るのは、全く違法ではありません。
ただし、中国やロシアのようなインターネットの規制が厳しい国では、VPNの利用を規制・禁止しているケースがあります。
そのため、海外に移住・旅行する予定の人は、その国がVPNの利用を禁じてないか確認しておいたほうがいいでしょう。
- 無料・有料VPNならどちらがおすすめ?
-
有料のVPNサービスのほうが基本的におすすめです。
無料VPNには、以下のようなデメリットがあげられます。
- 通信が不安定になりやすい
- ユーザーのログを保存しているケースがある
- セキュリティ面の安全が確立されていない
- サーバーのロケーションがかぎられる
- 急に利用できなくなる可能性がある
とくに運営元が不明な無料VPNサービスは、管理者がユーザーの情報を悪用する危険性もあるため、利用は避けたほうがいいでしょう。
どうしても無料VPNサービスにこだわりたい人は、先ほども紹介したVPN Gateをおすすめします。
安全面の懸念はあるものの、TVerの視聴などセキュリティをあまり重視しない用途なら最適です。
- VPNを使ってもTVerを海外から見れなくなった
-
まずは、日本サーバーにきちんと接続できているか、VPNのアプリから確認しましょう。
接続できているにもかかわらずTVerを見れない場合、以下を試してみてください。
- VPNの接続を一度切って、再接続する
- 利用しているブラウザのキャッシュを削除する
- VPNのアプリを再インストールする
- 別のデバイスを使ってアクセスしてみる
これでもTVerを視聴できない場合、VPNがブロックされている可能性があるため、別のVPNサービスを検討してみてください。
まとめ:VPNを利用すれば海外からでもTVerを視聴できる
本記事では、VPNを利用して海外からTVerを視聴する方法についてくわしく解説しました。
VPNで日本サーバーに接続すれば、海外からでもTVerを視聴できるようになります。
契約手続きも簡単なので、VPNを初めて利用する人でも5分程度で完了できるでしょう。
どのVPNがよいか悩んでいる人は、本記事で紹介したおすすめのVPNから選んでみてください。
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