海外に住んでいると、日本のTVerやU-NEXTなどの動画配信サービスやYahoo! JAPAN・LINEなど、日本限定のさまざまなサービスを利用できません。
インターネットを利用できたとしても、日本で日常的に使っていたサービスを利用できないと不便に感じる人もことも多いでしょう。
そのような不便さを解消できるのがVPN(Virtual Private Network)です。
VPNを活用すると日本限定のサービスはもちろん、海外のさまざまな地域限定サービスを利用できるうえ、インターネットの安全性も向上できるなどメリットが多いです。
そこで本記事では、海外から日本のサイトにアクセスする方法やおすすめのVPNにくわえ、VPN選びの注意点をくわしく解説します。
海外から日本のサイトにアクセスできない理由
海外から日本のサイトにアクセスできない理由はおもに2つあります。
日本以外の国からアクセスを制限している
サイト運営側が日本以外の国からのアクセスを許可していない場合、海外からは利用できません。
たとえば、U-NEXTの場合はログイン画面で日本以外の国からのアクセスをブロックし、ABEMAはサイト自体にアクセスできないようエラー画面が表示されます(ジオブロック)。
アクセスを拒否する理由は「海外での利用を禁じている」「権利上の問題で国外にサービスを配信できない」の2つです。
これらの理由で海外から利用できないサービスは、以下のように多岐にわたります。
- YouTube・Netflix・TVer・U-NEXT・Hulu・Amazonプライムビデオ・ABEMAなどの動画配信サービス
- LINEマンガ・ピッコマ・コミックシーモアなどの漫画配信サービス
- インターネットバンキング
- キャッシュレス決済サービス
- Yahoo! JAPAN
- LINE
YouTubeやNetflixのように世界中で利用できるサービスでも、日本向けのコンテンツは日本限定としているため、アクセスした場合は居住国限定のサイトに遷移する仕組みになっています。
このような地域に基づいたアクセス制限の判断材料となっているのが、利用者のIPアドレスです。
利用者のIPアドレスが日本以外の国と判定されると、運営側でサービスをブロックしたり、判定した国で利用可能なサイトに自動で遷移するようにしているのです。
政府が国外のサービス利用を制限している
インターネットの規制が厳しい国では、政府がアクセスを制限し、国外のサービスを利用できないようにしているケースもあります。
中国・ロシア・イランなどの国では、国内の産業保護や国外への情報流出を避けるため、法律でインターネットの利用を規制したり、インターネット上のデータを政府機関が検閲したりしているのです。
検閲が厳しくない国でも、特定のサービスは利用できないようにブロックしていることもあります。
中国のインターネット規制とおすすめのVPNは、以下の記事でもくわしく解説しています。
海外から日本のサイトにアクセスするならVPNが必要
海外から日本のサイトにアクセスするには、VPNを利用するのがおすすめです。
VPNは、インターネット上に仮想的な専用ネットワークを形成する仕組みで、情報が常に暗号化されているため、第三者は利用者を特定できません。
また、第三者からは接続したVPNサーバの国がアクセス元とみなされます。
この特性を利用し、日本のVPNサーバに接続すると、実際の居住地が海外だとしてもジオブロックを回避し、日本のサービスを利用できるようになるのです。
さらにVPNは、利用端末のセキュリティを向上する役割も果たします。
自宅のネットワークや公共施設のフリーWi-Fiは安全性が不十分で、そのまま利用するにはセキュリティに不安なケースもあります。
安全性が担保できない環境では、悪質なユーザーによって個人情報が流出されたり、端末をウイルスに感染させられたりすることもあります。
仮想的なトンネルの中でデータを暗号化して通信を行うVPNは、これらの悪質な攻撃を防ぎ、トラブルを回避できるのです。
日本のサイトを利用する場合のみならず、インターネットを利用するうえでの安全性も考慮したい人は、VPNを利用するのがいいでしょう。
VPNで海外から日本のサイトを見る方法
VPNで海外から日本のサイトを見る方法をくわしく解説します。
VPNを契約する
まずはVPNサービスを契約します。
利用目的にもよりますが、安全性を重視するなら有料VPNを契約しましょう。
ここでは、有料VPNでもとくにおすすめのExpressVPNの契約方法を画像付きで紹介します。
3ヶ月分が無料でついてくる12ヶ月のプランが割引率も高く、おすすめです。
メールには契約に関する連絡や各種手続きの確認が届くので、よく利用するメールアドレスを登録するといいでしょう。
支払い方法には、クレジットカードやPayPalなどを選べます(ここではクレジットカードを選択)。
クレジットカード払いの場合、必須項目をすべて入力し「すぐに購入」ボタンをクリックします(郵便番号は任意)。
クレジットカード会社の認証処理後、決済処理中の画面が表示されるので、処理が完了するまでしばらく待ちます。
決済が正常に処理されれば契約手続きは完了で、ここからはExpressVPNを利用するための手順です。
契約完了後の画面で仮のパスワードが設定されていますが、安全のために「パスワードの作成」ボタンで再設定しましょう。
新しいパスワードを設定ルールにしたがって入力し「パスワードを保存する」ボタンをクリックします。
以上で契約手続きは完了です。
VPNアプリをインストールする
VPNの契約が完了したら、VPNアプリをインストールしましょう。
パスワードの設定完了後、ExpressVPNのダウンロード画面が表示されるので、引き続きインストール作業を行います。
画面の左側からインストールするデバイスを選び「ダウンロード」ボタンをクリックしましょう(ここではWindowsを選択)。
ダウンロードが完了したら、ダウンロードファイルを開いてインストールします。
Chromeを利用している場合、インストールの途中で拡張機能のインストールを促されますが、あとでも設定できるのでキャンセルでもかまいません。
インストールが完了すると、ExpressVPNが自動で起動します。
ExpressVPNを利用するために「サインイン」をクリックしましょう。
サインイン方法には2種類ありますが、ここでは入力項目が一つで済むアクティベーションコードでサインインしています。
アクティベーションコードは、ソフトウェアダウンロード画面に表示されているものです。
サインインが正常に完了すると、ExpressVPNの自動起動設定と改善レポートの提出有無を聞かれるので、自身の都合に合わせて設定してください。
以上でExpressVPNのインストール作業は完了し、ExpressVPNをいつでも使える状態になりました。
VPNに接続して海外から日本のサイトを見る
VPNアプリのインストールが完了したら、実際にVPNアプリを利用してみましょう。
日本限定のサービスにアクセスするには、日本のVPNサーバーに接続しなければなりません。
使用するVPNによって手順は異なりますが、ExpressVPNの場合、画面中央の接続先サーバが表示されている部分をクリックします。
「スマートロケーション」と「おすすめののロケーション」のどちらでもかまわないので、「日本」を選択しましょう。
ExpressVPNの接続ボタンをクリックすると、VPNサーバーへの接続処理が始まるので少し待ちます。
日本サーバーに正常に接続できれば、ExpressVPNの背景色が緑色に変化します。
この接続状態を保ったまま、無料でも視聴できるインターネットTV「ABEMA」にアクセスしてみましょう。
以下のように、エラーメッセージが表示されることなくABEMAのトップページが正常に表示されれば成功です。
ドラマやアニメを、日本にいるときと同様に視聴できます。
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海外から日本のサイトを見るのにおすすめのVPN
海外から日本のサイトを見るのにおすすめのVPNを6つ紹介します。
VPNサービス | ExpressVPN | NordVPN | Surfshark | CyberGhost | MillenVPN | PIA |
月額料金 | 6.67USD~12.95USD (約1,001円~約1,943円) | 500円〜2,110円 | 308円~2,308円 | 320円〜1,790円 | 396円~1,738円 | 270円〜1,480円 |
返金保証 | 30日間 | 30日間 | 30日間 | 45日間 | 30日間 | 30日間 |
サーバー設置国 | 94カ国 | 60カ国 | 100カ国 | 93カ国 | 72カ国 | 84ヶ国 |
サーバー数 | 3,000台以上 | 5,000台以上 | 3,200台以上 | 9,300台以上 | 1,300台以上 | 25,000台以上 |
同時接続台数 | 8台 | 6台 | 無制限 | 7台 | 10台 | 無制限 |
セキュリティポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー |
公式サイト | ExpressVPN | NordVPN | Surfshark | CyberGhost | MillenVPN | PIA |
詳細記事 | ExpressVPNの評判 | NordVPNの評判 | Surfsharkの評判 | CyberGhostの評判 | MillenVPNの評判 | PIAの評判 |
ExpressVPN
ExpressVPNは、通信速度が高速かつ安定し、安全性にも優れる点で好評です。
通信速度は200Mbpsを超えるので、TVer・Abemaなど日本の動画配信サービスでの利用はもちろん、ビジネスで大量データを送受信するケースでも通信遅延を気にする必要はないでしょう。
通信の暗号化方式は、アメリカ政府と同じ規格「AES-256」を採用しているので安全性が高く、第三者による覗き見や侵入を防止できるなど、インターネットの安全性を向上する役割も果たせます。
サーバー設置国も94ヶ国と豊富なので、日本をはじめ、さまざまな海外サイトのジオブロックを回避できる点でもおすすめです。
ほかのVPNと比べて料金が1,001円と割高ですが、12ヶ月プランであれば3ヶ月分の無料期間がついてくるので実質720円程度です。
通信速度と安全性のどちらも重視したい人は利用を検討してみてください。
ExpressVPNの詳細は、こちらのページで解説しています。
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NordVPN
NordVPNはExpressVPNと同様、通信品質の高さに定評があります。
時間帯を問わず安定した接続ができると評判で、通信速度は500Mbpsを超えることもあるなど、海外から日本のサービスを利用する際に申し分のないスピードをほこります。
サーバー設置国は60ヶ国とExpressVPNより少ないですが、1ヶ国当たりのサーバー数はExpressVPNよりも多いため、通信速度の安定したサーバーの見つけやすさではNordVPNに軍配があがります。
マルウェアや悪質な広告を対策する機能やデータ漏えいを防止するキルスイッチ機能など、セキュリティ対策が豊富な点も安心できます。
ExpressVPNより低額で品質の良いVPNを探してる人は、月額500円から利用できるNordVPNを検討するのがよいでしょう。
NordVPNの詳細は、こちらのページで解説しています。
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Surfshark
Surfsharkは、価格の安さと接続できるデバイスが無制限という点で、コスパ重視の人におすすめです。
長期契約なら月額308円からとリーズナブルなうえ、デバイスを同時に何台接続しても追加料金はかからないため、家族で利用や複数のデバイスを持っている人に向いています。
通信速度は70Mbps程度なので、ExpressVPNやNordVPNには劣りますが、ABEMAやTVerなど日本の動画配信サービスの視聴やインターネットバンキングの利用であれば十分なスピードです。
サーバー設置国も100ヶ国とほかと比べて多く、日本以外の国でもジオブロック可能な地域が豊富な一方、サーバー設置台数自体は3,200台と少なめの点に注意が必要です。
ただし、料金設定の定期的な見直しやセキュリティを強化したプランの追加など、サービスの改善はどこよりも早い印象があります。
Surfsharkの詳細は、こちらの記事で解説しています。
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CyberGhost
CyberGhostは、料金の安さとサーバー設置台数の多さに特徴があります。
月額320円からとSurfsharkと並んで料金が格安なうえ、91ヶ国に9,000台以上設置されているサーバー台数の豊富さが魅力です。
そのため、日本はもちろん、さまざまな国のジオブロックを回避できるうえ、接続中のサーバーが一時的に接続できない状況になっても、代替サーバーへの切り替えを瞬時に行える点がメリットです。
また、ABEMAやTVerのような動画配信サービス向けのサーバーを複数用意している点は、ほかのVPNサービスではあまり見かけない特徴です。
通信速度はアメリカのサーバーにつないだ状態で20Mbpsに届かなかったため、物理的に距離の遠いサーバーほど不安定になる可能性はありますが、4K動画など通信量の多いシーンを除けば役割を十分に果たせるでしょう。
価格の安さとサーバー設置台数の豊富さが魅力なので、45日間と長めの返金保証を活用し、自身の環境でどれぐらいのスピードが出るかをじっくり確認してみてから検討するのがおすすめです。
CyberGhostの詳細は、こちらの記事で解説しています。
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MillenVPN
MillenVPNは、日本の企業が運営しているVPNです。
日本の法律を遵守し、世界最高水準のプライバシー保護を念頭にしているため、海外製のVPNに不安を感じる人におすすめです。
また、日本で利用可能な動画配信サービスのほとんどに対応しているため、海外から日本のサービスを利用するのにうってつけのVPNサービスといえるでしょう。
月額396円からとリーズナブルな一方、サーバ台数は1,300台と少ないため、1サーバにユーザーが集中すると通信速度が遅くなるケースがある点には注意してください。
MillenVPNの詳細は、こちらの記事で解説しています。
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Private Internet Access(PIA)
Private Internet Accessは、格安の料金設定に定評のあるVPNです。
12ヶ月プランなら月額270円と低価格なうえ、同時接続デバイスも無制限と優秀なので、コスパ最強のVPNといえます。
サーバー設置台数も84ヶ国に24,000台以上とどこよりも豊富で、日本にもサーバーが設置されています。
ただし、通信速度はダウンロード・アップロードともに50~70Mbps程度なので、4K動画など通信量の多いサービスには向いていない点に留意して利用しましょう。
大容量データを扱うシーンでは使い勝手が悪いとはいえ、料金の安さとサーバー設置台数の豊富さを活かし、ExpressVPNなどで接続できない国や不調時の代替VPNとして最適なVPNです。
Private Internet Accessの詳細は、こちらのページで解説しています。
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海外から利用するVPNを選ぶときの注意点
海外から利用するVPNを選ぶときに押さえておきたいポイントを5つ紹介します。
日本にサーバーが設置されているか
日本にサーバーが設置されていなければジオブロックを回避できず、日本限定のサイトを利用できません。
VPNサービスの契約前に、日本にサーバーが設置されているかどうかを必ず確認しましょう。
有料VPNの場合、多くが日本にサーバーを設置しているため安心です。
一方無料VPNは、サーバーが設置されていなかったり、有料契約しないと日本のサーバーを選べなかったりするケースがあるので注意してください。
通信速度が安定しているか
通信速度の安定性は、サイトのアクセスやサービスの利用をスムーズに行えるかどうかのポイントになります。
通信速度が遅く、安定していなければ、データの送受信で遅延が発生してサービスを満足に利用できず、ストレスが溜まります。
通信速度は利用用途に応じて異なり、動画配信なら50〜100Mbps程度、3Dゲームなら最低でも60fpsくらいが必要です。
速度に定評のあるExpressVPNやNordVPNは、接続するサーバーにもよりますが、安定して200Mbps以上出ます。
通信速度は、ネットワーク環境に左右される点にも留意しましょう。
高速通信で好評のVPNでも、利用する地域や時間帯によっては不安定になるケースがあるので、返金保証や無料期間を利用して実際に体験してみることが重要です。
ノーログポリシーなど安全性は十分か
VPNを利用する場合、安全性を担保できるサービスかどうかを押さえておくことも重要です。
海外からビジネス目的で日本のサイトを利用する場合、マルウェアやウイルスの侵入を防ぐなど、セキュリティ機能が豊富なサービスやプランを選択するのがいいでしょう。
個人情報などのプライバシー保護を重視するなら、ノーログポリシーを掲げているかどうかをチェックするのがおすすめです。
VPNサービス | ExpressVPN | NordVPN | Surfshark | CyberGhost | MillenVPN | PIA |
セキュリティポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー |
多くの有料VPNでは、運営元が接続ログを保持しない「ノーログポリシー(ユーザーの接続情報をログ形式で取り扱わないこと)」を掲げています。
一方、無料VPNや一部の有料VPNでは接続ログをサーバーに保存しているため、ログの流出リスクがある点に注意が必要です。
したがって、以下のようなケースでは、安全性を特に重視してVPNサービスを選んでください。
- 自宅の住所やクレジットカード情報の入力が必要
- ビジネスで機密性の高い情報を扱う必要がある
- 政府機関の検閲を回避してインターネットを利用する
政府が認可しているVPNかどうか
日本や欧米諸国の多くがVPNの利用を認めている一方、中国やロシアのような共産圏の国では、VPNやインターネットの利用に規制を設けているケースが多いです。
たとえば、中国・ロシア・イランではVPNを規制しているものの、政府認可のVPNであれば問題ありません。
一方で北朝鮮・イラク・オマーンなどでは、VPNの利用自体が違法となります。
中国でも無料VPNは全面的に禁じられているため注意が必要です。
居住国でVPNの利用が問題ないかどうか、法律の側面からもしっかり確認しておきましょう。
また、政府が認可しているVPNは公表されているわけではないので、公式サイトで利用を明言しているVPNサービスや、口コミなどで実績を確認できるものを利用するのがおすすめです。
中国で利用できるVPNは、以下の記事でくわしく解説しています。
無料VPNの利用は慎重に
無料VPNには多くのデメリットがある点に注意ください。
- サービス内容や運営元の情報を公開していないことが多い
- 通信速度が遅く、安定性も悪い
- キルスイッチなどのセキュリティ機能が十分ではない
- サーバー設置国・設置台数が少ない
- 接続ログを保存するケースが多い
- 専用アプリを提供していないサービスが多い
たとえばVPNネコは、接続ログを保存しているうえ、ユーザーの活動記録を広告主に送信しているなど、情報漏えいリスクが高いです。
このような無料VPNはサービス側でブロックし、アクセスできないケースが少なくありません。
また前述のとおり、VPN規制の厳しい国では無料VPNの利用自体が禁じられている点にも留意が必要です。
以上をふまえ、プライバシーや機密情報の保護を目的とするなら、無料VPNの利用は控えるのが無難です。
VPNで海外から日本のサイトにアクセスするときによくある質問
VPNで海外から日本のサイトを利用するときによくある質問をまとめました。
- VPNで海外から日本にアクセスするのは違法?
-
VPNで海外から日本にアクセスする場合、日本の法律では違法性を問われません。
ただし、注意点でも解説したように、居住国によってはVPNの利用が違法にあたるケースがある点に注意ください。
VPNを利用する前に、居住国のインターネット関連の法律を必ず把握しておきましょう。
- iPhoneで海外から日本のサイトにアクセスするには?
-
iPhone対応アプリのあるVPNサービスを利用すれば日本のサイトにアクセスできます。
有料VPNであればiPhoneなどのスマホにも対応しているケースが多く、スマホアプリは日本語に対応している場合がほとんどなので、直感的に利用しやすいです。
公式サイトで対応デバイスを確認し、iPhoneなどスマホ対応のVPNアプリが提供されているかどうかを確認してみてください。
iPhone・AndroidにおすすめのVPNは、以下の記事で紹介しています。
iPhoneで使えるVPNのおすすめは?設定方法と必要シーンも紹介 VPN(Birtual Private Network)はふだん使いやテレワークなど、さまざまなシーンで使用されるサービスです。 iPhoneでVPNを利用すれば、セキュリティを大幅に強化でき…AndroidにおすすめのVPNは?設定方法と接続できないときの対処法も解説 VPN(Virtual Private Network)は、プライベートやビジネスでインターネットの安全性を高める手段として注目されているサービスです。 しかし、以下のような懸念からVP… - 海外から日本のサイトを利用するのに無料のVPN Gateはおすすめ?
-
筑波大学のVPN Gateは、無料VPNのなかでも通信速度が比較的安定していておすすめです。
ただし、VPN Gateの運営は不特定多数のユーザーが行っているうえ、接続ログも保存されます。
無料VPNは安全性の面でリスクが高いので、利用判断は慎重に行いましょう。
VPNを使えば海外でも日本のサイトを楽しめる
本記事では、VPNで海外から日本のサイトを利用する方法とVPN選びの注意点をくわしく解説しました。
VPNを利用すれば、ジオブロックを回避できるので、海外にいながら日本限定のサービスを楽しめます。
ただし、居住国によってはVPN規制が厳しいケースがあるので、インターネット関連の法律もしっかり把握しておくことが重要です。
本記事では、おすすめのVPNを厳選して紹介しました。
ジオブロックの回避以外に、インターネットの安全性にも最適なサービスなので、プライベート・ビジネス問わずさまざまなシーンで活用してみましょう。
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