プロジェクト管理ツールといえば「Backlog」「Redmine」「JIRA」「Trello」「Asana」「Wrike」などさまざまあります。
ただし、プロジェクトの規模に合わない、環境構築が専門的、課金しないと機能が不充分など、ぴったりあったプロジェクト管理ツールの選定はとても難しいものです。
今回ご紹介するJooto(ジョートー)は、プレスリリースでおなじみのPR TIMESが提供するプロジェクト管理ツールです。
国産(GoodpatchがUI/UXデザインを担当)だけあり、日本語で分かりやすく、そして使いやすいです。
機能的にはTrelloに近いものの、ガントチャートも無料で使えるのが優秀。
ちょっとした個人のタスクの管理から、小~中規模のプロジェクト管理におすすめのツールです。
Jootoは小~中規模のプロジェクトにおすすめのプロジェクト管理ツール
Jootoは、2014年にリリースされた、PR TIMESが提供しているプロジェクト・タスク管理ツールです。
タスクをボードに貼り付けて完了したら次のボードへ移動す「カンバン方式」でプロジェクト管理することができます。
また、ガントチャート表示もでき、タスクのチェックリスト単位からスケジュールを引けるのが非常に便利です。
少人数でプロジェクト管理するのであればJootoをおすすめします。
サービス名 | Backlog | Microsoft-To-Do | Group Task | Stock | Todoist | チームハック | Taskworld | Trello | Jotto | Notion | Aipo | ClickUp | monday.com | Wrike | Zenhub | Jira | Redmine | Asana |
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規模感 | 個人または小規模のプロジェクト向け | 個人または小規模のプロジェクト向け | 個人または小規模のプロジェクト向け | 個人または小規模のプロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から大規模プロジェクト向け | 小規模から大規模プロジェクト向け | 小規模から大規模プロジェクト向け |
価格 | ¥0/¥2,400/¥11,800/¥19,800/¥50,000 | 無料 | ¥0/¥310/8,500 | ¥0/¥1,980/¥3,480/¥6,480 | ¥0/¥338/¥558 | ¥0/¥1,200/¥1,500 | ¥1,050/¥2,300 | 無料(有料プランあり) | ¥0/¥500/¥1,300 | $0/$4/$8/$20 | ¥350/¥400/¥610 | $0/$5/$9 | ¥0/¥900/¥1,100/¥1,800 | $0/$9.80/$24.80 | $0/$7.95/$12.45 | 1ユーザーあたり¥0/¥1,200/¥1,670 | 無料(サーバーの用意が必要) | 1ユーザーあたり¥0/¥1,200/¥2,700 |
機能 | バージョン管理やWikiや、ガントチャート、カンバン等多機能。 | リスト方のタスク管理特化 | リスト方のタスク管理特化 | ドキュメント管理やタスク・メッセージ時機能 | リストやボード表示機能 | ドキュメント管理やタイムトラッキング機能 | カンバンがメイン。チャットツールも搭載 | カンバンがメイン。拡張機能等でガントチャートも可能。 | カンバンやガントチャート | カンバンやガントチャートなど多機能。 | カレンダー機能が非常に便利 | カンバンやガントチャートなど多機能。 | カンバンやガントチャートなど多機能。拡張性も高い。 | チャットや、ガントチャート等多機能。 | スクラム開発特化 | 多機能かつ拡張可能 | 多機能かつ拡張可能 | 多機能かつ拡張可能 |
備考 | 日本の会社のサービス。導入しやすく、また使いやすい。 | Microsoftのサービス。導入しやすく、また使いやすい。 | 月額310円の低コストのタスク管理ツール | Evernoteライクなドキュメント・タスク管理ツール | 導入しやすく、また非常にUIが良く、使いやすい。 | 国産のツールで使いやすい。作業時間の記録も残せる | 基本的な機能はすべてそろっているが、有料 | 無料が利点だが多人数やタスクが多いプロジェクト管理には不向き。 | 国産のツール。UI/UXはGoodpatchが担当 | UIや機能が整理されていて非常に使いやすい。 | 各種社内ツールも充実している | 非常に多機能でこれから日本でも広まる新しいプロジェクト管理ツール | 非常に多機能で拡張性の高いプロジェクト管理ツール | Wikiのように情報をまとめやすく、また情報の表示切り替えも優れている | エンジニアチームに特化したプロジェクト管理ツール。GitHubとの親和性も高い。 | 比較的新しいサービスでUIが独特。ただし、ツールに使い慣れてない人は馴染みにくいのが難点。 | 昔から多くの企業で使われているツールで馴染みやすい。堅実だが環境構築や拡張性、保守など、メンテナンスコスト高め。 | UI機能が非常に優れたサービス。独自の機能を搭載しているが、古いプロジェクト管理ツールに慣れている人には合わない傾向。 |
次章ではメリット・デメリットという形でさまざまな特徴を紹介します。
Jootoのメリット
Jootoのメリットは、初見でも瞬時にわかる、使いやすいUIと無料で運用できる点です。
ひとつずつ細かく解説します。
無料のプランから用意されている
Jootoは4人までなら無料で全機能を使用することができます。
例えばTrelloであれば、有料プランしか使えないタイムライン(ガントチャート)機能も、Jootoなら無料で使用できます。
プラン | 月額料金 |
---|---|
無料プラン | 無料(4人まで) |
スタンダードプラン | 500円 |
エンタープライズプラン | 1,300円 |
クラウドでデータ管理
JootoはPC版だけでなくアプリ版(iOS/Android)もあります。
データはすべてクラウドで同期され、Googleアカウントがあればすぐに始められるので、プロジェクト管理ボードがすぐに作成できます。
国産の優れたUI/UX
Jootoは、国内での有数のUI/UXが強い制作会社のGoodpatchが担当しているだけあり、シンプルで使いやすいUIとなっています。
海外のツールありがちな謎の日本語も一切なく、わかりやすい文言になっています。
ボードメニューはカンバン方式で表示できます。
見やすく操作しやすいだけでなく、フィルターやマイタスクから絞り込むことも可能です。
ボードに入れたタスクは、ガントチャートにも切り替えることが可能です。
スケジュールはタスク単位だけでなく、タスクの中のチェックリスト単位でガントチャートを引くことも可能です。
また、進捗単位で折りたたみ表示もでき、こちらもフィルターやマイタスクから絞り込めます。
ボードとガントチャートを無料で使用できるのがかなりありがたいです。
全てのプロジェクトを俯瞰できる
Jootoは、複数のプロジェクトを俯瞰して確認することができます。
全てのタスク、全てのガントチャートから全プロジェクトのタスクを確認することができます。
フィルター機能ももちろんついているので、複数のプロジェクト、または特定の担当者のタスクをすぐに把握することもできます。
豊富なテンプレート
プロジェクトの作成時に20以上のテンプレートも用意されています。
WEB制作から広報や採用まで、さまざまなケース・職種を想定してプロジェクトをスタートすることができます。
連携機能
Googleカレンダー、Slack、Chatworkの連携も可能です。
この3つは特に使われているケースが多いので、連携はとても助かります。
例えばタスクが完了になったときに、SlackやChatworkに通知することができます。
また、JootoのタスクスケジュールをGoogleカレンダーに表示されることも可能です。
Jootoのデメリット
新しいプロジェクト管理ツールであるJootoですが、もちろんメリットばかりではありません。
デメリットもいくつかピックアップしました。
5人以上は有料
4人まではフル機能を使うことができますが、それ以上は有料版が必要です。
Jootoはフィルター機能が強力なので、かなりの人数でも耐えうる設計になっています。
機能が足りない可能性がある
使いやすいJootoですが、少し機能がシンプルすぎて業務効率化につながる機能が少なく感じます。
連携ツールも3つに絞られています。
アップデートの状態を見ても開発ペースは早くないので、現状の機能だけでなんとかする必要があります。
障害が発生すると使えなくなる
サーバーが万が一落ちた場合はJootoは使えなくなります。
クラウドサービス特有の問題でもありますが、把握しておきましょう。
まとめ
Jootoについて、メリット・デメリットなどをまとめました。
導入に際し、決め手になりうるメリット・デメリットをまとめると以下のとおりです。
- 無料のプランから用意されている
- クラウドでデータ管理
- 国産の優れたUI/UX
- 全てのプロジェクトを俯瞰できる
- 豊富なテンプレート
- 連携機能
- 5人以上は有料
- 機能が足りない可能性がある
- 障害が発生すると使えなくなる
国産で、優れたUI/UXをも持つプロジェクト管理ツールがJootoの魅力です。
4人までは全ての機能を使用することができますので、気になった方はぜひ試してみてください。
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