プロジェクト管理ツールといえば「Backlog」「Redmine」「JIRA」「Trello」「Asana」「Wrike」などさまざまあります。
本記事で紹介するAipo(アイポ)は、スケジュール管理だけでなく、業務に必要なツールが揃うプロジェクト管理ツールです。
出退勤の管理や空いている時間への会議提案機能のほか、アドオンでチャットや掲示板機能も追加できます。
また、管理者権限や役職設定などの機能も豊富で、社内ツールとしても魅力的なので、その特徴やメリット・デメリット、評判・口コミを紹介していきます。
Aipo(アイポ)の特徴
Aipo(アイポ)は、2008年3月4日にオープンソースとして公開された、TOWN株式会社が提供するプロジェクト管理ツールです。
国内のカレンダー機能に特化していますが、社内ツールとして使える機能も多く取り揃えています。
ダイレクトチャットで1対1のコミュニケーションを図れるだけでなく、お互いのスケジュールを見ることができ、グループでの仕事を管理することができます。
仕事以外でも、友人等とスケジュールを共有するなどで活用することができます。
中規模までのプロジェクトを管理するのであれば、こちらのAipoをおすすめします。
サービス名 | Backlog | Microsoft-To-Do | Group Task | Stock | Todoist | チームハック | Taskworld | Trello | Jotto | Notion | Aipo | ClickUp | monday.com | Wrike | Zenhub | Jira | Redmine | Asana |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
規模感 | 個人または小規模のプロジェクト向け | 個人または小規模のプロジェクト向け | 個人または小規模のプロジェクト向け | 個人または小規模のプロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から中規模プロジェクト向け | 小規模から大規模プロジェクト向け | 小規模から大規模プロジェクト向け | 小規模から大規模プロジェクト向け |
価格 | ¥0/¥2,400/¥11,800/¥19,800/¥50,000 | 無料 | ¥0/¥310/8,500 | ¥0/¥1,980/¥3,480/¥6,480 | ¥0/¥338/¥558 | ¥0/¥1,200/¥1,500 | ¥1,050/¥2,300 | 無料(有料プランあり) | ¥0/¥500/¥1,300 | $0/$4/$8/$20 | ¥350/¥400/¥610 | $0/$5/$9 | ¥0/¥900/¥1,100/¥1,800 | $0/$9.80/$24.80 | $0/$7.95/$12.45 | 1ユーザーあたり¥0/¥1,200/¥1,670 | 無料(サーバーの用意が必要) | 1ユーザーあたり¥0/¥1,200/¥2,700 |
機能 | バージョン管理やWikiや、ガントチャート、カンバン等多機能。 | リスト方のタスク管理特化 | リスト方のタスク管理特化 | ドキュメント管理やタスク・メッセージ時機能 | リストやボード表示機能 | ドキュメント管理やタイムトラッキング機能 | カンバンがメイン。チャットツールも搭載 | カンバンがメイン。拡張機能等でガントチャートも可能。 | カンバンやガントチャート | カンバンやガントチャートなど多機能。 | カレンダー機能が非常に便利 | カンバンやガントチャートなど多機能。 | カンバンやガントチャートなど多機能。拡張性も高い。 | チャットや、ガントチャート等多機能。 | スクラム開発特化 | 多機能かつ拡張可能 | 多機能かつ拡張可能 | 多機能かつ拡張可能 |
備考 | 日本の会社のサービス。導入しやすく、また使いやすい。 | Microsoftのサービス。導入しやすく、また使いやすい。 | 月額310円の低コストのタスク管理ツール | Evernoteライクなドキュメント・タスク管理ツール | 導入しやすく、また非常にUIが良く、使いやすい。 | 国産のツールで使いやすい。作業時間の記録も残せる | 基本的な機能はすべてそろっているが、有料 | 無料が利点だが多人数やタスクが多いプロジェクト管理には不向き。 | 国産のツール。UI/UXはGoodpatchが担当 | UIや機能が整理されていて非常に使いやすい。 | 各種社内ツールも充実している | 非常に多機能でこれから日本でも広まる新しいプロジェクト管理ツール | 非常に多機能で拡張性の高いプロジェクト管理ツール | Wikiのように情報をまとめやすく、また情報の表示切り替えも優れている | エンジニアチームに特化したプロジェクト管理ツール。GitHubとの親和性も高い。 | 比較的新しいサービスでUIが独特。ただし、ツールに使い慣れてない人は馴染みにくいのが難点。 | 昔から多くの企業で使われているツールで馴染みやすい。堅実だが環境構築や拡張性、保守など、メンテナンスコスト高め。 | UI機能が非常に優れたサービス。独自の機能を搭載しているが、古いプロジェクト管理ツールに慣れている人には合わない傾向。 |
Aipoのメリット
Aipoのメリットは多機能な点と自動化・連携です。
ひとつずつ分かりやすく紹介します。
無料のプランから用意されている
Aipoは、14日間までなら無料で全ての機能を使用することができます。
プラン | 月額料金 | 備考 |
---|---|---|
無料お試し | 無料 | 14日間限定。 |
ミニマム | 350円 | 10人以上から。基本機能 |
ベーシック | 400円 | 20人以上から。設備予約・権限設定 |
プレミアム | 610円 | 30人以上から。カテゴリー・掲示板・チャット機能 |
年間契約であれば10%OFFになります。
クラウドでデータ管理
Aipoのデータはすべてクラウドで同期され、アカウント登録ですぐに始めることができます。
管理側もユーザー管理だけでなく、部署管理・役職管理・設備管理とさまざまなカテゴライズができます。
かなり細かく設定できるので社内ツールとしても便利です。
多彩なカレンダー機能
Aipoの目玉機能はカレンダー管理と日程調整機能です。
使い勝手はGoogleカレンダーと遜色なく、かなり使いやすくできています。
個人だけでなく、設定したグループや設備予約単位でのカレンダー表示も可能です。
日本のサービスなので、日本の祝日なども正確に記載されています。
日程調整も便利で、会議を開きたいメンバーを選択すると、空いている時間を自動で算出してくれます。
そして候補の会議日がしぼれたら、依頼を送信して日程の調整連絡も自動で行ってくれます。
カレンダー機能で一番悩ましいのがスケジュール調整ですが、Aipoを駆使するとかなりストレスフリーになるでしょう。
外部ツールとの連携
カレンダー機能が目玉のAipoですが、GoogleやiOSのカレンダーなど、別のサービスとの連携も可能です。
- iCloud
- Outlook
- iOS
- Mac
- Yahoo!
- TimeTree
ユーザーを追加して連携して情報を取り込み、日程調整機能を使えば、空いている時間を簡単に調べることができます。
会議設定もはかどりそうな連携ツールですね。
アプリによる機能拡張も豊富
Aipoには「アプリ」と呼ばれる機能拡張も付いています。
- 掲示板(トピックに合わせた掲示板設置)
- タイムカード(毎日の勤怠ボタン)
- チャット(iOS/Androidのアプリ版もあり)
- ワークフロー(業務のワークフローの承認依頼できる機能)
- ポータル(すべてのアプリをカスタム表示できる機能)
- ToDo(個人のタスクを管理する機能)
- フォルダ(個人のデータを管理する機能)
- プロジェクト(リスト式のタスク管理ツール)
- 報告書(業務の報告書の承認依頼できる機能)
- タイムライン(Twitterライクなお知らせ機能)
- Wiki(ドキュメント管理ツール)
プロジェクト管理ツールだけでなく、タイムカードやチャット機能も搭載し、Aipo一つで社内ツールを完結することもできます。
また、アプリ機能ごとにも課金でき、必要な機能だけ導入することもできます。
オープンソース版もあり
基本はクラウド版を使用すると思いますが、Redmineのような自社サーバーを立て、そこで管理するオープンソース版も存在します。
Aipoのデメリット
Aipoのデメリットもいくつかピックアップしました。
複数人で使用する場合は有料
14日間までは無料でフルに機能を使うことができますが、試用期間後、複数人で使用する場合は有料版が必要です。
お試し版を試してみて、気に入れば有料版に切り替えましょう。
機能単位でも課金が必要
「アプリ」と呼ばれる機能拡張を用い、低いプランでも上位プランを使用できますが、単体での課金が必要になります。
またカレンダーの拡張も「アドオン」と呼ばれる機能が必要で、機能ごとにも課金が必要になります。
細かく拡張できる分、月額料金が分かりにくくなる難点があります。
障害が発生すると使えなくなる
クラウドサービス特有の問題でもありますが、サーバーが万が一落ちた場合、Aipoは使えなくなります。
障害が起きたときは、タスクが止まってしまう懸念があることは把握しておきましょう。
Aipoの評判・口コミ
当サイトで独自に集計したアンケートから、良い口コミ・悪い口コミを紹介します。
導入時の参考にしてください。
良い口コミ
女性 / 30代前半(東京都)
出退勤ができます。リモートワーク時の効率化につながります。掲示板を使って全社への情報共有ができます。社内全体の連絡共有が楽になりました。また、スケジュール把握が楽になり、ミーティングしやすくなりました。
男性 / 20代後半(茨城県)
お互いのスケジュールが分かるところです。過去のスケジュールも見ることができます。ダイレクトチャットでメッセージを送ることができます。お互いのスケジュールを知ることができ、仕事の効率が上がりました。
女性 / 40代前半(京都府)
グループの情報共有ができます。安い料金で利用できます。グループのスケジュール管理でひと目で分かるようになりました。
男性 / 30代後半(茨城県)
スケジュール管理がしやすいです。スケジュール登録が簡単です。人のスケジュールが見やすいです。スケジュール管理が容易になり、社員全員のスケジュールが確認できるようになりました。
悪い口コミ
男性 / 40代後半(北海道)
システムフリーズすることがあります。オプションがサイボウズに比べて少ないです。メールの同期が上手くできません。
女性 / 30代前半(東京都)
画面がフリーズすることがたまにあります。突然ログインができなくなってしまうことがあります。通知が来ないことがあります。
女性 / 40代前半(京都府)
外部ツールとの連携ができません。交通費申請などの機能はありません。アプリによく不具合があります。
男性 / 30代後半(茨城県)
機能は多いが使いこなせません。昔は無料であったが、有料になりました。掲示板の内容がいつまでも表示され続けます。
Aipoはこんな人におすすめ
女性 / 30代前半(東京都)
社内コミュニケーションをとりたい人
情報共有を簡素化したい人
テレワーク中のストレスを減らしたい人
男性 / 20代後半(茨城県)
在宅ワークでスケジュール等が見えない方
スケジュールの管理をしていない方
複数の人と共有して仕事をしている方
女性 / 40代前半(京都府)
情報の共有をしたい会社のグループ向け
いちいち電話でスケジュールを確認している方向け
時間の短縮と業務のスムーズな進行をさせたい方向け
男性 / 30代後半(茨城県)
社員のスケジュール管理をしたい人
難しい設定が苦手な人
直観的にできる仕様がいい人
まとめ
Aipoについて、特徴やメリット・デメリット、評判・口コミなどをまとめました。
導入に際し、決め手になりうるメリット・デメリットをまとめると以下のとおりです。
- 無料のプランから用意されている
- クラウドでデータ管理
- 多彩なカレンダー機能
- 外部ツールとの連携
- アプリによる機能拡張も豊富
- オープンソース版もあり
- 複数人で使用する場合は有料
- 機能単位でも課金が必要
- 障害が発生すると使えなくなる
さまざまなプロジェクト管理ツールの中でも、カレンダー機能にフォーカスしたサービスがAipoの魅力です。
拡張性も高く、タイムカードや承認機能など、社内ツールに便利な拡張機能がついています。
気になった方はぜひ試してみてください。
公式サイト
こちらの記事では、Aipoふくめ、さまざまなタスク管理ツールを比較しています。
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